2010年10月20日水曜日

科学的な見方・考え方



pp.20 科学的であることの条件
「論理性」論理の飛躍なく合理的に説明できること
「実証性」「客観性」「再現性」観測することができ、誰が測っても同じ結果が得られること
結果的に科学には「予測性」という性質を帯びるため人類に利用されるようになった

pp.31 デカルト的な科学アプローチ
1.明らかに真実であると認められるものだけを判断の基礎とする(明晰判明の規則)
2.解決可能な要素に分割して考察する(要素分解)
3.単純なものから複雑なものへ認識を進める
4.見落としがないか、完全な列挙と再検討で全体再構成する(統合)

pp.32 論理の方法と使い方
「演繹法」一般的で正しい原理あるいは仮定から出発し、論理的な推論によって個別の言明を導き出す
     演繹法の弱点は、論理の仮定や前提にはない新しい真実を発見できないこと
「帰納法」多くのサンプルを集めて共通する性質と事象の関係を推定して、一般的な法則を導き出す
     帰納法の弱点は、事例に共通する性質と事象の因果関係を取り違える可能性があること

pp.36 仮説の発見
(a) 意外な新しい事象Pが観測される
(b) 仮説Hを真だとすると、結果としてPが説明できる
(c) したがって、仮説Hは真だと考える理由がある

pp.107 中谷宇吉郎の言葉
「頭のいい人は、言わば富士のすそ野まで来て、そこから頂上をながめただけで、それで冨士の全体をのみ込んで東京へ引き返すという心配がある。富士はやなり登ってみなければわからない」

pp.111 精度と確度
精度(precision)=ばらつき、σ=68%,2σ=95%,3σ=99%
確度(accuracy)=平均値と真の値とのずれ

pp.125 統一性と普遍性
 自然法則の記述は、人間の独断や偏見がなく、その構成に矛盾や飛躍がなく、その正しさを実験や観察によって定量的に、繰り返し検証することができる.

pp.194 変分法と摂動法
「変分法」モデルとして近似が最も良くなる関数を選ぶ
「摂動法」まずは大きな問題を解き、その後の微調節として他を扱う

pp.200 ベルツ(1849-1913)の日本観
 ベルツは日本人の学問への姿勢に対する批判を行った.本来、自然を究めて世界の謎を解くという一つの目標に向かって営まれるはずの科学が、日本では科学のもたらす成果や実質的利益にその主眼が置かれているのではないか.・・・(このため)最新の成果そのものを受け継ぐことで満足し、この成果をもたらした精神を学ぼうとしないのです。
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